ほんま歯科クリニックの予防・メンテナンス
歯周病は、日本人の成人の約8割がかかっている、あるいはその予備軍だといわれるほど蔓延している病気です。
30歳以上では歯を失う原因の第一位でもあります。この歯周病は定期的に歯科医院に行き、きちんとメンテナンスさえ受けていれば予防することができます。
大切な歯を歯周病から守るためにも、メンテナンスの習慣を付けましょう。
こちらのページでは、白井駅から徒歩5分、千葉ニュータウンから車で10分の歯医者「ほんま歯科クリニック」が予防とメンテナンスについてご説明します。
メンテナンス
ひと昔前までは「虫歯や歯周病になったら歯医者に行く」という考えが一般的でしたが、近年は「健康な歯を保つために病気になる前に歯医者に行く」という考えが広く浸透しています。
当院では予防に力を入れており、患者様には定期的に歯科医院にお越しいただき、歯のメンテナンスを受けることをお勧めしています。歯科医院に定期的に通って、虫歯・歯周病を寄せ付けない健康な口腔内を保ちましょう。
治療から予防へ
虫歯や歯周病は一度かかると、治療しても再発しやすくなります。それを知らずに、虫歯や歯周病の治療後にケアを怠ってしまうとすぐに再発し、再発を繰り返すたびに歯にダメージが及んでいきます。歯のダメージが蓄積されていけば、やがて大切な歯を失ってしまうことになります。
一度失った歯は二度とは戻りません。大切な歯を守るためには、予防することが大変重要です。歯の健康を維持するとともに歯にダメージを与えないために、定期的にメンテナンスを受けるようにしましょう。
予防処置のメリット
虫歯・歯周病の発症を防ぐ
定期的に歯科医師による口腔内のチェックを受けることで、虫歯・歯周病の発症を未然に防ぐことができます。また、専門的なクリーニングで虫歯と歯周病の原因となる歯の汚れをきれいに取り除いたり、虫歯予防に効果的なフッ素を歯に塗布したりすることで、虫歯を予防することができます。
治療時間や費用が節約できる
虫歯は初期症状が乏しく、気付いた時には進行しているケースが多いのが特徴です。進行した虫歯は痛みを伴うだけでなく、治療費用も高くなり治療時間も長くかかります。予防歯科で早期発見ができれば痛い思いをせず軽い治療で済み、痛みや費用などの負担を減らせます。
お口を快適に保てる
歯や歯ぐきをクリーニングしてもらうとスッキリし、気分もリフレッシュできます。また、臭いの原因となる歯の汚れが取り除かれることで、口臭も改善できます。
虫歯にならないために ‐小児予防‐
当院では、小児予防として小さなお子様に予防処置を行っています。乳歯や生えたての永久歯はやわらかく、虫歯になりやすい状態であるため、予防処置が欠かせません。お子様の大切な歯を守るために、ぜひ小児予防にお越しください。
フッ素塗布
フッ素は歯質を強くする薬剤であり、歯の表面に直接塗布することで強い歯をつくります。副作用の心配はなく、小さなお子様でも安心してお受けいただけます。ブクブクうがいができる時期くらいから始めていただき、3ヶ月~6ヶ月毎に塗布していただくことをおすすめしています。
シーラント
奥歯にある溝は複雑で深いため、食べカスが詰まりやすく、虫歯になりやすい箇所です。その溝をシーラントという歯科用プラスチックで埋めて溝をなめらかにすることで、虫歯になりにくくします。シーラントは歯を削る必要が無く保険適応です。
ブラッシング指導
虫歯予防でもっとも大切なのは、毎日のブラッシングです。特にお子様は一人でブラッシングすると磨き残してしまいがち。当院ではお子様に正しいブラッシング法を身に付けていただくために、ブラッシング指導を行っています。
ブラッシング方法
- バス法
- 歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目に45度の角度であてて磨く方法です。歯ブラシは小刻みに動かすことがポイントです。力を入れ過ぎると歯ぐきを傷つけてしまうため、鉛筆のように持ち、軽い力で磨きましょう。
- スクラッピング法
- 歯ブラシの毛先を歯に90度(直角)にあてて磨く方法です。こちらもバス法と同様に力を入れ過ぎず小刻みに動かして、歯を1本ずつ丁寧に磨きましょう。
当院の予防システム(16歳未満)
- 初回
- TBI(ブラッシング指導)、 食生活指導
- 2回目
- ご本人磨きまたは仕上げ磨き後のPCR※、 PMTC(歯科医院で行う専門的な歯のクリーニング)、 フッ素塗布
- 3回目以降
-
カリエスリスク処置
(むし歯のリスク)3ヶ月後メンテナンス
-
ワンポイントTBI
カリエスリスク処置
(むし歯のリスク)2ヶ月後メンテナンス
-
磨いた後のPCR
TBI1ヶ月後メンテナンス
※PCRとはプラークコントロールレコードといい、プラーク(歯垢)の磨き残しを表す指数のことです。
メンテナンス時の処置
- 磨き残しがある個所にワンポイントTBI
- PMTC
- フッ素塗布
- 1年に1度は口腔内写真の撮影
自分の歯を残すために ‐成人予防‐
歯科先進国スウェーデンを始めとする欧米では広く浸透している予防歯科。日本でも予防への意識は高まりつつありますが、欧米と比べるとまだまだ一般的とはいえません。予防ケアを行っている人と行っていない人では、虫歯や歯周病になる確率に大きな差が出ます。生涯にわたりご自分の歯で食事や会話を楽しむためにも、ぜひ定期的に予防歯科にお越しください。
専門的なクリーニング「PMTC」
日々どんなにきちんと磨いているつもりでも、磨き残しは必ずあるものです。定期検診に通いPMTCを行うことにより、セルフケアだけでは不十分な箇所の汚れを乗り除き、虫歯や歯周病を予防することができます。
PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの略であり、当院で主に行っている専門的な歯のクリーニングです。歯科衛生士が専門の器具を使い、歯にこびり付いたバイオフィルム(細菌の塊)を取り除きます。口腔内をくまなくクリーニングし、最後にフッ素を歯に塗布をして歯質を強化します。
当院では、スケーリング(スケーラーという器具を使用し、歯面に沈着したプラーク(歯垢)、歯石などを機械的に除去すること)やルートプレーニング(歯周ポケット内部の歯石や歯根表面の汚染されたセメント質を除去する処置)で歯石や汚れを除去してからPMTCを行っています。
当院の予防システム(16歳以上)
- 初回
(60分) -
・口腔内写真 9枚法
・デンタル10枚法(精密な検査を行うためにお口の中を10枚に分けてレントゲン撮影)
・歯周病精密検査
・PMTCまたはPTC(歯科医院で歯ブラシ・歯間ブラシ・フロスなどの清掃用器具を使用し、丁寧にクリーニングを行うこと)
- 2回目
-
検査結果・今後の処置の説明 TBI(ブラッシング指導)
6ヶ月毎の検診
SC(スケーリング)、SRP(スケーリング・ルートプレーニング)
※必要部位を全顎1回~1/6顎ずつ6回
- ステップ①
-
再評価
メンテナンス
P-cur(歯周ポケット掻爬、毛嚢掻爬)
→歯の根についた歯石や細菌に侵された歯肉の一部を取り除いて歯周組織の炎症を改善し歯周ポケットを浅くする処置。
または
Fop(フラップオペレーション)※必要な部位のみ
→スケーリング・ルートプレーニングでは器具の届かない歯石を歯ぐきを切開して開き、目視で直接的に除去する方法。
- ステップ②
-
再評価
メンテナンス
3ヶ月に一度の予防検診を
歯の病気の早期発見・早期治療のために重要な役割を果たすのが、定期検診です。定期的に歯科医師による口腔内のチェックを受けることで、虫歯・歯周病の発症を未然に防ぐことができます。また、万一発症していたとしても初期段階で発見できるため簡単な治療で治ります。当院では、3ヶ月に一度の定期検診を推奨しています。3ヶ月に一度を目安に検診にお越しください。
歯が痛いと感じたら
「歯が痛い」「歯がしみる」と感じたら虫歯の可能性があります。そのままにしておくとどんどん悪化していくので早めの治療をして進行を止めることが大切です。少しでも違和感がありましたら一度ご来院ください。